
インタビュー
医療と福祉の架け橋として
これまでのご経歴を教えてください。
病棟看護師を10年経験した後、もっと一人ひとりの子どもとじっくり関わりたいと思い転職しました。急性期の病棟はどうしても「治療して退院したら終わり」。その先の毎日を支える仕事がしたい、というのがずっと心のどこかにありました。
Kids Lab. Careは、どんな施設ですか?
重症心身障がいや医療的ケアが必要なお子さんが通う、児童発達支援・放課後等デイサービスです。看護師が常駐して、保育士やリハビリ職と一緒にチームで一日を組み立てます。医療的ケアがあるから諦める、をなくすための場所です。
1日の流れを教えてください。
朝は送迎後のバイタルチェックと体調確認から。日中は活動のサポートと、注入や吸引などその子に必要なケアを織り込みながら過ごします。帰りには連絡帳とお迎えの時間で、ご家族と今日の様子を共有します。医療的ケアがあっても「今日は何して遊ぼう」が真ん中にあるのが、この仕事のいいところです。
病院との違いはどこにありますか?
病院は「治す」場所ですが、ここは「育つ」場所。医療的ケアが必要な子どもたちとの日々は、病院とはまた違う深い関わりがあります。数ヶ月単位で表情や発声が変わっていく、その小さな変化に気づけるこの環境が、とても豊かだと感じています。
印象に残っている瞬間はありますか?
ほとんど声を出さなかったお子さんが、好きな感触遊びの最中に声を立てて笑ったことがあって。その日の連絡帳を読んだお母さんが、お迎えのとき涙ぐんでいらしたのが忘れられません。ご家族と一緒に喜べるのは、この距離感で働く看護師の特権だと思います。
どんな看護師さんに来てほしいですか?
「一人ひとりとじっくり関わる看護がしたい」と感じている方には、本当に合う職場だと思います。小児や在宅の経験がなくても、手技は入職後に研修と同行で身につけられますし、判断に迷うときはすぐチームに相談できます。